管工事と溶接の大切な関係

こんにちは、福岡県を中心とした各地域でプラントの管工事や溶接工事を承っている井上工業株式会社です。

弊社はプラント工事やそれにまつわる製作を主要業務としています。
そこで今回は弊社の主要業務であるプラント配管を中心にして、『管工事と溶接の大切な関係』についてご紹介します。

まずはプラントについて、分かりやすく解説します。
プラントにもいろいろ種類があり、化学製品を製造する化学プラントや電気をつくる発電プラント、食品や飲料品を生産する食品プラントなどがあります。

化学プラントは、石油や天然ガスなどを原料として化学物質や化学製品を製造する工場や設備を指します。
化学プラントはその性質上、原料や製品に危険物質や有害物質を含んでいるケースが多々あります。

また化学反応を進めるために、高温・高圧あるいは低温・真空に管理する場合も多いため、空気や異物混入のない密閉された状態の施工が為されます。

発電プラントは、タービン発電機を稼働させることで電気を生みだします。
発電するためのエネルギーによって、火力発電、太陽光発電、風力発電、地熱発電、原子力発電、水力発電などの区分があります。

火力発電の場合ですと、ボイラーやタービン発電機、復水器、主変圧器、排煙脱硝装置、電気集塵装置、排煙脱硫装置、取水路放水路といった設備を備えているわけですが、これらの設備が適切に稼働するために、管工事は欠かせません。

食品プラントは、加工食品や飲料品を生産する設備です。
食品プラントで重要なのは、製品の安全性を維持するための徹底した衛生管理です。
ゾーンの区分けを徹底して、病原菌や異物の混入、交差汚染のない環境を整える必要があります。

ここまで、いくつかのプラントについてご説明してきました。
この他にも様々なプラントがあるわけですが、共通するのは徹底した品質管理、工程管理が必要であるということです。
それらを担保するために必要なのが、高度な溶接技術です。

ＲＴと呼ばれる放射線透過検査やＵＴと呼ばれる超音波探傷試験に合格できる、高品質の溶接技術なくして、プラントでの適切な品質管理、工程管理は行えません。
このことからも分かるように、プラント工事における溶接は、極めて重要な役割を担っているのです。

ここまで、『管工事と溶接の大切な関係』についてご紹介しました。
今後も各種情報を発信していきます。

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